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~こどもと一緒に何する?~

子どもと飛行機に乗るときに気をつけたい!耳抜きの方法とは?

飛行機で耳が痛くて子どもが大泣き!?なんてことにならないように耳抜き対策&準備を万全にしよう!

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子連れの旅行で飛行機に乗るときには、たくさんの準備が必要になりますよね。

長時間のフライトなどでは、子どもが静かにしていられるのか?体調は大丈夫か?などの不安も尽きません。

今回は、私たち母娘の経験から、飛行機に乗ったときに困った!耳抜き対策について、まとめてみました。

 

 

 

どうして飛行機の離着陸時に耳が痛くなるの?

「気圧の変化」ということはわかっているんですが、その仕組みについてご存知ない方も多いのでは?私も子どもに聞かれて、うまく説明できなかったので、いろいろ調べてみました。

 

地上に比べ、上空は気圧が低い状態となります。気圧が高かったり、低かったりするとどういうことが起こるのかというと・・・。

たとえば、地上で膨らませた風船は気圧の低い上空へあがっていくにつれ、風船の外の気圧が低くなっていくために膨らんでいきます。

地上でも高原や山に行くとスナック菓子の袋がパンパンに膨れ上がったりしますよね。あれも気圧の変化によって起こっているのです。

 

飛行機によって耳が痛くなるのは、中耳といわれる空間部分が気圧の変化で風船のように膨らんでしまう(着陸時はしぼんでしまう)ためなのです。

人間の身体も、その気圧の変化に対応しようと耳管から空気を入れたり出したりして調節しようとするのですが、急激な変化や耳管が細いような場合には、なかなかスムーズにできず痛くなってしまいます。

 

特に耳管が細い赤ちゃんや子どもは耳が痛くなりやすく、注意が必要です。

 

耳抜きの方法にはどんなものがあるの?

耳管を刺激して、空気の出し入れを後押しするのが耳抜きの役割で、その方法にもいろいろあります。

 

簡単な耳抜き法

簡単な方法では「つばを飲みこむ」「ガムをかむ」「あくびをする」などがあります。

私の場合、よっぽど風邪やアレルギーなどで鼻が詰まっていない限り、大体、つばを飲み込んだり、あくびをすれば耳抜きできてしまいます。

それでもなかなか耳抜きできない場合には、鼻をつまみながら、鼻へ息をゆっくり送って、耳に空気を入れる『バルサルバ法』という耳抜き法がおすすめです。ダイビングなどでも使う方法ですね。

私はつばを飲みこんでも、あくびをしても直らない場合、この方法で耳抜きをしています。

 

バルサルバ法

バルサルバ法のやり方は、上にも書いたとおりですが、もう少し詳しくご紹介すると・・・。

鼻をつまんだ状態で口は閉じ、鼻へ息を送るように少しずつゆっくりと息んでいき、耳がピキピキっという感じになっても、怖がらずそのまま圧をあげていき、耳にすっと空気が入るようにします。

途中に耳がピキピキすると鼓膜でも破れるんじゃ?と思ってドキドキしてしまいますが、そのまま空気が入るまでちょっと我慢するのがポイントです。

 

飛行機用の耳栓をする

もともとかなり耳が痛くなりやすい!という人には、気圧を調整する機能がある耳栓を準備しておくのがおすすめです。

私はそんなに耳が痛くなりやすいタイプではないと思いますが、痛くなりやすい人はどんなに耳抜きをがんばっても、痛くなってしまうということなので、さらにこういう耳栓を用意しておくと、かなり痛みや不快感が軽減されるようです。

 

 

子供の場合は・・・

大人は上記のような方法で適切に耳抜きをすれば、ひどい耳の痛みに悩まされるようなことは少ないと思います。

ですが、子供の場合は、上記のような方法をやってみて!と促しても、なかなかうまくできない場合が多いですよね。

もちろん、赤ちゃんに説明してもわかるはずもありません・・・。

乳幼児は、先にもご説明したとおり、耳管が細く、特に耳が痛くなりやすい傾向にあります。痛くなってしまってからでは、もう遅く、耳抜きを教える間もなく泣き出してしまいます。

 

というわけで、そんな子供のための対策を以下、年齢別にまとめてみました。

 

年齢別の耳抜き対策方法は?

子どもの年齢や性格などによって、耳抜きの対策方法は変わってきます。

自分の子どもにあった方法は何か?事前に確認して、準備をしておきましょう!

 

0歳

0歳の赤ちゃんの場合、一番簡単なのは哺乳瓶を吸わせておくことです。

離着陸時に授乳は難しい場合もあると思いますので、できるだけ飛行機に乗る前に哺乳瓶に慣れされておくことが重要です。

授乳のみの場合は、窓側の席を確保し、周囲の人の迷惑にならないようにしましょう。

また、うまく離着陸時にタイミングを合わせて、哺乳瓶を吸ってくれるようにすることも重要です。

 

1~2歳

この時期も飲み物を飲ませるのが一番手軽です。水分を飲み込むことで自然と耳抜きが出来ます。

ですが、この時期になってくると子供のご機嫌によっては、飲み物を飲んでくれなかったり、あげてもあっという間に飲んでしまって、離陸時にはもうなかったり・・・。汗

いろんなことが考えられますよね。

そんな場合に備えて、子供用のタブレット(これも飴をなめるのと同様、唾を飲み込む回数が増えます)や飴(飲み込んだりしないなら)を用意しておくことも大切です。

寝かせたり、耳栓をしたり、ということも効果がありますが、これもこの時期の子どもにはなかなか難しい場合もありますので、いろんな対策を準備しておきましょう!

 

3~4歳

この時期になってくると、しっかりとわかりやすく説明すれば、理解してくれたり、有る程度は我慢もできる年頃になるので、飛行機用の耳栓をするのが一番!

気圧の調節機能がついた耳栓で耳が痛くなるのを予防することができます。

子ども用のものを準備しておくと安心です。

 

その他、アメやガムなどを用意しておくと安心できますよね。

 

 

5歳~

この時期になってくると、ガムを噛んだりすることもできますので、離着陸時に口に入れられるガムやアメを用意しておくと良いですね。

飲み物を飲んで・・・、といっても、飲み始めたら一気に飲んでしまったりして、実際に離着陸時に対策できない場合もあります。(うちの娘はそうでした・・・。)

ガムなら有る程度の時間、継続して噛んでいられるので、予防の効果が期待できます。

また、大人の同じような耳抜き方法を少しずつ教えてあげると、自分でも理解してくれますし、何でも知りたい!やってみたい!という好奇心が旺盛な時期でもあるので、いろんな方法をこの機会に教えてあげるのも良いと思います。

 

 

それでも耳が痛くなってしまったら・・・

いろいろ対策はしたものの、やっぱり痛くなってしまうということもあると思います。

気圧の変化がなくなり落ち着いてくれば、少しずつ耳の痛みの症状が治まってくるはずですが、それでもかなり長い時間、痛みを感じたり、不快感があったり、耳の痛みから頭痛が起こったり、ということもあります。

あまり長い時間痛みが続くような場合には、航空性中耳炎にかかっているという可能性もありますので、早めに病院で診てもらうようにしましょう。


特に、赤ちゃんは、痛いということをうまく伝えられないので、飛行機を降りてからもぐずったりすることがないか?注意が必要です。

 

まとめ

うちの娘も0歳のころから国内線の飛行機には何度か乗っていましたが、そのころは飲み物を飲ませることで意外とすんなり乗り切ることができていました。

ですが、5歳になってブラジルの国内線に乗っていたとき、耳が痛い!!と大騒ぎ。汗

もう痛くなってしまっては、唾を飲もうが何をしようがなかなか耳抜きできず、ありとあらゆる耳抜き方法をやってみているうちに到着していました・・・。

それからというもの、母娘で毎回、飛行機に乗る際には必ずガムを持参し、離着陸時にはずっとガムを噛み、さらにバルサルバ法まで習得して、実践しています。笑

 

意外と大丈夫かな?という油断がいけなかったなぁと猛省したので、ここでご紹介させていただきました!

 

皆さんも「たぶん大丈夫!」と思わず、準備をして楽しいフライト&旅行をしてくださいね♪