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~こどもと一緒に何する?~

小学校6年生で発達障害の検査を受けた我が家の場合・・・(1)

小学校高学年になって、どんどんと行き詰まりを感じるようになりました・・・



小学校中学年のころからいわゆるコロナ禍に入ったこともあり、色々と大変だったことやこれまでと異なる状況下ということもありましたが、その頃からひたすらの悪循環に陥ってしまいました。

小学校高学年になっても、ずっと減らない忘れ物や失くし物、一部の教科は授業にもついていけず、家庭内でも注意することが増え、行き詰まりを感じるようになりました・・・。

 

 

 

 

コロナ禍により急に加速したデジタル学習

学校が休校になり、急にタブレット端末での学習が増えるなど、学校自体の対応もまだまだ不慣れな中、子どもたちなりのIT活用術だけが急速に発達するため、学習に使うはずの端末で違うことをしはじめてしまい、それから抜け出せなくなって、宿題ができない・・・という状況に・・・。

更に、それを隠そうとして、嘘に嘘を重ねてしまうなど、悪循環に陥ることが増えていきました。

 

タブレットやスマホ使用の悪影響

ITリテラシーについて、どんなに頭で理解していたとしても、この時期、好奇心も旺盛で、大人が思っている以上に子どものITスキル習得は早く、規制をかけてもどんどん抜け道を作ってしまいます。

さらに発達障害傾向があれば、どうしても興味のあるものにばかり気持ちをもっていかれてしまいます。

我が家も例にもれず、子どもがどんどんインターネットの世界に入り込んでしまい、悪影響のあることが多いとそれを止めようを注意しては、反抗され、隠れて嘘をつかれて、また注意して、更に反抗して・・・の繰り返し。

 

 

わかっているのにできない・・・

落ち着いて話しているときは、しっかりと「何が良くて、何が悪い」ということが理解できている様子で、本人も「もうやらない」と思っているのに、また同じことを繰り返してしまう。

理解しているのにどうして・・・?と親もイライラしてしまい・・・、それを見て「怒っている!」と感じ取った子どもは、何とか誤魔化そう!なかったことにしよう!?と焦りに焦って、必死になって言い訳をかんがえて、嘘に嘘を重ねる。

 

悪循環で行き詰まり・・・

近くに住む祖父母にお願いして、しばらく環境を変えてみたり、見守ってもらったり、一生懸命話し合いをしたりしてみましたが、中々改善できず、お互いに戦々恐々とした状態になってしまって、ちょっとしたことでお互いにピリピリするなど、完全に行き詰ってしまっていました。

 

 

kodomoto.hatenadiary.jp

 

 

発達相談に行ってみました

反抗期も相まって、あまりに親子関係がギスギスしてしまっていたので、さすがにこれではよくない!と思い、地域の発達相談センターに相談をしてみることにしました。



相談予約をしてから実際に相談に行くまで

公的機関なので相談できるのは平日のみ。仕事の合間に電話をして、なんとかお昼の時間や有休をとって相談予約をするだけで1ヶ月ほどかかりました。

 

質問してもらうことで状況も整理しやすい

相談の際には、色々と質問されることに答えながら、困っていることを話していきます。かなり具体的な話も聞いてもらい、自分でも色々と状況を整理することができたと思います。

また、発達障害の可能性がある場合、発達障害の診察・検査を受けられる病院や専門家の先生の紹介や、もし発達障害と診断された場合にどのような治療方法があるのか?地域のサポート体制としてどのようなものがあるのか?ということなどを説明してもらうことができました。

発達障害の傾向があることは既に頭の中にあったので、そのことによって、一体どんなサポート・治療法があるのか?ということを少しでも具体的に説明してもらえたのは、とても心強かったです。

 

学校での様子を見てもらい客観的な意見をもらえる

また、学校の様子も確認に行っていただき、その様子についてもお話ししていただくことができました。

普段、個人懇談以外でなかなか聞くことと出来ない学校での様子を聞くこともでき、普段の家庭での様子との違いや、いつも本人から聞いている様子・雰囲気との違いもあったので、非常に参考になりました。

 

発達障害が専門分野の精神科医に診てもらうことに・・・

どうにか今の悪循環に陥っている状況を脱却したいという思いと、実際に診察・診断をしてもらうことで、どういうサポートが受けられるのか?ということが具体的に分かったので、とても前向きな気持ちで診察を決めることができました。

二次障害を避けるためにも、やはり早めの対処が重要であるということを、相談しながら確信していけたということが大きかったと思います。

 

 

まとめ

我が家の場合、検査ができるかどうかは病院で診察を受けてみないとわからない、というのが相談センターの担当の方の判断でした。

それくらい学校での様子について、しっかりしている部分もあったようなのです。

実際、調子の良いときはとてもしっかりしていて、発達障害を心配して診察してもらいに行くほどかしら?という気持ちもありました。

ただ、発見が遅れて、対応が遅くなればなるほど、二次障害のリスクが増えてくるし、対応が大変になっていくということでした。

一度、病院で診察してもらいカルテが残されることで、何かあったときに相談できる場所が増えることも非常に重要なことだと言われ、そういう意味でも中学校に上がる前に診察を受けてみるのが良いということを、とても理解できましたし、納得できました。

 

検査についても、また追って詳しく書いていきますね。

私たちの体験がどなたかの参考になればうれしいです。